韓国政府関係者「日本の常任理事国入り、可能性ない」

韓国、常任理事国拡大に反対する会合に次官派遣

 韓国外交部(省に相当)は、今月16日にメキシコのプエルト・バヤルタで、国連安全保障理事会(安保理)の改革問題をテーマに行われる「常任理事国増設に反対する中堅国グループ(UfC)」の次官級会議に、チョ・テヨル第2次官が出席する、と14日発表した。今回の会議は、日本の安倍晋三首相が最近のアフリカ歴訪をきっかけに、国連安保理の常任理事国入りに向けた外交戦に乗り出すのをけん制するために行われる。

 1998年、韓国とメキシコ、イタリア、スペイン、アルゼンチンなどが主導して結成したUfCは、日本やドイツ、インド、ブラジルの4カ国の安保理常任理事国入りに反対してきた。コーヒーを飲みながら、のんびりと話し合うことから「コーヒークラブ」とも呼ばれるが、2011年5月にイタリア・ローマで行われた会議には約120カ国が出席した。韓国政府の関係者は「日本の安保理常任理事国入りは、拒否権を持つ中国がが明確に反対の意向を示していることから、可能性はほとんどない」と語った。

金真明(キム・ジンミョン)記者
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