かつて日本の外相を務めた自民党の川口順子参議院議員(72)が、自らのブログを通じ、旧日本軍の従軍慰安婦の存在そのものを否定する政治家たちを強く批判していたことが分かった。
川口議員は今年5月末、慰安婦の強制動員を否定する政治家たちの発言について「とても残念で悲しい発言だ」とし「戦場で(慰安婦の)女性が必要とされたという考えは、女性を物扱いし、女性の人権を否定するものだ」という内容の文章をブログに掲載した。
川口議員は「河野談話を見直そうという動きは、女性の人権という観点を否定するものだ。政治家たちは国際社会が共有し得る大義名分や常識の範囲内で発言すべきだ」と主張した。その上で「日本は周辺諸国と新たな関係を構築したいというが、過去に逆戻りするケースも多い」として、政治家たちの問題発言を批判した。