劇団「ミュージカル陸英修(ユク・ヨンス)」のA代表らが、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領夫人・陸英修氏の一代記を描いたミュージカル『ファーストレディー』の演出家を相手取って、上演禁止の仮処分を求めていた問題。ソウル中央地裁民事合議50部(カン・ヒョンジュ裁判長)は1日、申請を却下したと発表した。
昨年8月、演劇『陸英修』を制作・上演したA代表らは、共同演出を手掛けていた同演出家が演劇の脚本をまねてミュージカル『ファーストレディー』を制作し、上演することは著作権の侵害に当たるとし、上演禁止の仮処分を申し立てていた。裁判所は「エピソードはA代表らの創作ではなく歴史的事実や本で紹介されているもので、A代表らがこれを独占する権利はない」としている。