キム・テヒさんとのデートは事実、RAIN上等兵を処分へ

キム・テヒさんとのデートは事実、RAIN上等兵を処分へ

 韓国国防部(省に相当)は3日、兵役中の歌手ピ(RAIN)こと鄭智薫(チョン・ジフン)上等兵(31)が公務上の外出中に交際中の女優キム・テヒさん(33)と会っていた事実が確認されたことを明らかにした。国防部は軍人服務規律違反に当たるとして、懲戒委員会に鄭上等兵の処分を求めた。

 国防部によると、国防広報支援隊員(芸能兵士)の鄭上等兵は昨年の11月23日、12月2日・9日に公務上の外出でソウル市江南区清潭洞のスタジオを訪れ、軍関連の最新曲の編集作業を行った。鄭上等兵は3回とも作業終了後の午後9-10時にキム・テヒさんと会っていた。鄭上等兵はキム・テヒさんの車で部隊宿舎がある国防部裏門に戻り、帰隊したという。帰隊時間は午後10時半ごろだった。国防部のキム・ミンソク報道官は「帰隊過程で私的な接触があったのは事実で、規定違反に当たる」と説明した。

 鄭上等兵は昨年1年間、スタジオでのレコーディングや振り付け練習を理由にソウルで25日間外泊した。軍関係者は「鄭上等兵がスタジオの練習室で就寝していたかどうかを電話記録から確認したが、スタジオ以外に泊まってはいないと把握している」と述べた。

 キム報道官は「鄭上等兵が外出中に戦闘帽をかぶっていなかった点、帰隊途中に3回の私的な接触があった点から規定違反が

4回あったと判断される」と述べた。鄭上等兵が所属する国防部勤務支援大隊は来週中に懲戒委員会を開き、他の兵士と公平な水準の処分を下す方針だ。キム報道官は処分内容について「営倉(懲罰房)入りにはならないと思う」と述べた。処分は外出、外泊、休暇の制限などになるとみられる。鄭上等兵は違反事実を認め「自粛したい」と話しているという。

 鄭上等兵が入隊後、94日間の休暇・外泊を認められ、一般兵士より休暇が1.7倍多く、自由に外泊や外出をしていたとの批判を受け、国防部は特別管理指針を設けることを決めた。

 指針によると、芸能兵士が外出、外泊する際には幹部が同行し、外出時には午後10時以前に練習を終え帰隊しなければならない。広報支援隊員を管理する国防広報院長は毎月の芸能兵士の活動内容を部隊長である国防部勤務支援隊長に報告することになっている。

 キム報道官は「広報支援隊員が特別扱いされていると物議を醸さないように制度を見直したい。休暇を付与し過ぎないようにする方策も含まれることになる」と説明した。

 一部からは芸能兵士制度そのものを廃止すべきだとの意見も出ている。ただ、軍関係者は「芸能兵士はさまざまな慰問公演で軍内の放送に出演するため、休暇を返上したり、週末にも勤務したりするケースが多い。軍の士気高揚効果が明らかにあるため、廃止ではなく補完策を講じるのが望ましいと思う」と話した。

チョン・ヒョンソク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • キム・テヒさんとのデートは事実、RAIN上等兵を処分へ

right

あわせて読みたい