「軍国主義の亡霊」旭日旗、日本では一般的

旭日旗での応援、ドイツ人がナチスの旗で応援するようなもの
かつては極右団体の専有物、社会に幅広く拡散

 帝国主義日本軍の軍旗だった旭日昇天旗(以下、旭日旗)が日本で堂々と復活を遂げた。昨年末にアサヒビールが1892年発売のビールを再現した限定商品には旭日旗が描かれていたほか、スポーツ競技の会場では旭日旗が応援用の道具として使用されている。

 日本でも旭日旗は一時、軍国主義のシンボルとして極右団体などが使う専有物だった。ところが最近は日本社会の変化を反映するかのように、旭日旗コップ、旭日旗灰皿、旭日旗Tシャツなどが商品化され、一般人の生活の中に広がっている。先日のロンドン五輪では、女子体操チームが旭日旗を描いたユニホームを着用した。また、東京で開催されたサッカーU20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)の韓国-日本戦でも、一部の観客が旭日旗を持って応援した。日本人の前で旭日旗の批判をすると「一体何が問題なのか」と反発する。

■旭日旗の復権

 旭日旗は韓国や中国など、隣国の国民にとっては侵略戦争のつらい記憶を思い起こさせるものだが、日本ではかなり前から復権している。

 日本の自衛隊は誇示するかのように旭日旗を正式な軍旗として使用している。世界の海を巡る海上自衛隊の艦船には、全て旭日旗がはためいている。陸上自衛隊も帝国主義の時代に使用されていた旭日旗を少し変えたデザインのものを使っている。

東京= 車学峰(チャ・ハクボン)特派員
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